歯科治療には不安がつきものです。痛くはないか、歯を抜かれてしまうのではないか、治療費が高いのではないかなど。
当院ではインフォームドコンセントを重要と考え治療前に治療方法やおおよその治療期間、費用などについても可能な限り詳しいご説明をした上で治療を開始します。
治療においては、可能な限り歯や神経を残す治療を行います。抜いた歯や神経は元には戻りません。体がもつ自然治癒力を引き出し再度虫歯にならない歯を作りだす生活習慣をご指導しています。
■歯周病
歯周病は歯周組織を破壊する細菌による感染症です。最近の調査では、日本人の約半数が歯周病で歯を失っていると言われており、実は非常に怖い病気なのです。
さらに、誤嚥(ごえん)による肺炎や心筋梗塞、糖尿病、早産、低体重児出産など、重大な病気との関連性も問題視されてきています。
歯周病は歯科医院だけが頑張っても治りません。患者様と歯科医院の信頼関係を築き、一緒に治療していきたいと考えております。
■歯周病治療
歯周病は生活習慣病です。歯周病は加齢の影響もありますが、食事や歯磨き方法、ストレス、喫煙など生活習慣と密接な関係がありますから、これら原因を改善していくことで、より一層「予防」「完治」しやすくなります。
自覚症状が少ない初期の歯周炎から歯周病により、大切な歯を失わないために、歯周病について詳しく知ることが大切です。歯茎の腫れや出血、歯がグラグラするなどの症状が現れたら、すぐに歯科医院に相談し診てもらいましょう。
歯周病とは?
お口の中には様々な細菌がいます。その中で歯周病の原因となる細菌は10種類以上にもおよぶと言われています。口腔環境が悪化すると、歯周病菌はネバネバした物質を分泌しながら増殖し、バイオフィルムという膜を形成します。 バイオフィルム歯に強固に付着し、デンタルリンスはもちろん、歯磨きでも簡単に落とすことができません。このバイオフィルムの中の細菌が繁殖し歯周組織を攻撃するようになり、歯根膜の破壊、歯肉の後退、歯槽骨が溶けるなど歯周病を進行させます。
歯周病になった場合の対処法
歯周病といっても、歯肉炎から重度歯周炎と区別され、対処法もそれぞれ異なります。歯周病の治療には地道な努力を継続していくしかありません。常にお口の中を清潔に保つ意識が大切です。
ブラッシング指導と適切な歯磨き方法
日頃の歯磨き方法の問題点を調べ、効果的に行えるブラッシング指導を行っています。その他、歯間ブラシやデンタルフロスの使用法なども説明しています。 歯科医院でしか購入できない歯ブラシや歯磨き材などもご用意しております。
◆バス法
歯と歯茎の境目に、歯ブラシの毛先を45度の角度で当てます。そのまま押し当てながら、左右に振動させる磨き方です。この方法は歯肉へのマッサージ効果が高いので、腫れが気になる方に効果的です。
◆スクラッビング法
歯ブラシを歯面に対し直角にあ当て、細かく振動をさせます。強く押し付けたり大きく動かしてしまうと、毛先がはねてしっかり磨けないばかりか、歯が削れてしまう原因になりますので、しっかり小刻みに効率的に磨きましょう。
生活習慣を改善しましょう
カウンセリングから、患者様の日常生活・習慣をお聞きしておりますので、その結果から歯周病を改善していくために必要なこと、止めたほうが良いことなど、改善していく内容について詳しくご説明します。
定期検診を受けましょう
歯周病は気づかないうちに進行していきます。歯がグラつくようであればかなり進行しているでしょう。 当院では、患者様に適した予防プログラムをご提案しております。定期的に歯科医院で検診していただくことで、日ごろのケアの修正点がお伝えでき、再度歯のクリーニングも行えますから、一定のレベルで歯周病を予防・改善していくことができます
ホームケアをしっかり行いましょう
歯周病の予防と改善にホームケアはかかせませんが、独自の歯磨き方法でゴシゴシ磨いてしまうと、知覚過敏になったり歯茎を傷つけてしまったりなど、しっかり行っているつもりが、マイナスの効果となっています。
当院では、患者様に合わせた歯磨き方法をわかりやすくアドバイスしております。ご自身のお口の状態に合った歯磨き方法と歯ブラシでホームケアを行いましょう。
長持ちする治療
歯は老化では無くなりません。日本は世界的に長寿国でありますが、口腔内の状態は先進国の中ではあまり進んでいるとは言えません。・・・何故でしょうか。
歯を失う原因のほとんどは虫歯と歯周病です。これらの病気は口の中に細菌が増殖することによって起こりますが、ただ細菌が増殖しても自覚症状は起こりません。その状態で放置された結果、病気が起こり患者さまに自覚症状が起き、始めて歯科医院を受診される方が多いのです。
このように日本には病気を未然に防ぐ予防・定期健診の考えがほとんどないため、原因を除去せず悪くなったら治すことを繰り返した結果、限りのある歯は再治療を繰り返し、人生の寿命を待たずして抜歯されてしまうのです。
治療した歯を長持ちさせるためには
1.土台が大切
分かりやすく歯を家にたとえてご説明します。家は基礎(土台)がとても大切で、砂の上に家を建ててもすぐに倒れてしまうでしょう。口の中で基礎(土台)の部分にあたるのが歯槽骨、歯肉です。ここをしっかりさせることが大切なのです。
歯槽骨、歯肉を壊していく病気が皆さんご存じの歯周病です。よってまずは歯周病を徹底的にコントロールすることが非常に重要になります。
2.むし歯になってしまったところを隙間無く埋め、細菌が付着しないようにする
むし歯になってしまった場合は治療をしなければなりません。しかし、皆さんが通常受けられる保険診療の治療には限界があるのです。
一般的な治療ではつめ物と歯の間に目には見えないくらいの小さな隙間が生じます。目に見えない隙間でも細菌が入り込むには十分な大きさです。隙間に入り込んだ細菌はむし歯の再発の元となります。そこでその隙間を限りなく失くす治療をする必要があるのです。隙間に入った細菌は除去することができません。
一度むし歯になってしまったところを天然の歯のように修復することは実はとても難しく、精度の低い治療を行ってしまうと再びむし歯になるリスクが高くなってしまいます。このようなことがおきないようにするためには精度の高いつめ物・かぶせ物を装着する必要があり、このため治療では精度の高い形成・かたどりを行い、レベルの高い技工士に製作してもらい高品質の材料にて装着する必要があります。
3.むし歯になってしまったところを隙間無く埋め、細菌が付着しないようにする
むし歯になってしまった場合は治療をしなければなりません。しかし、皆さんが通常受けられる保険診療の治療には限界があるのです。
一般的な治療ではつめ物と歯の間に目には見えないくらいの小さな隙間が生じます。目に見えない隙間でも細菌が入り込むには十分な大きさです。隙間に入り込んだ細菌はむし歯の再発の元となります。そこでその隙間を限りなく失くす治療をする必要があるのです。隙間に入った細菌は除去することができません。
一度むし歯になってしまったところを天然の歯のように修復することは実はとても難しく、精度の低い治療を行ってしまうと再びむし歯になるリスクが高くなってしまいます。このようなことがおきないようにするためには精度の高いつめ物・かぶせ物を装着する必要があり、このため治療では精度の高い形成・かたどりを行い、レベルの高い技工士に製作してもらい高品質の材料にて装着する必要があります。
4.定期健診
歯を長持ちさせるためには定期健診もとても大切なことです。 現在歯を磨かない人はほとんどいないでしょう。しかしむし歯も歯周病もなくなることはありません。これは「磨いている」のと「磨けている」のでは違うからなのです。 実際自分の口の中がどのような状態になっているのかを知るためには歯科医院でのチェックが必要になります。そして、磨き残しがあればそれを歯科医院にて定期的にクリーニングしてもらい、細菌の増殖を抑えることが病気にならないようにするためにとても重要なのです。
口の中は細菌がゼロになることはあり得ません。細菌を増殖させるとさまざまな病気を引き起こします。細菌を増殖させないようにするために患者さまとスタッフが協力して防ぐことが大切になります。 人それぞれ口の中の環境は異なるため、自分の口の中の状態を正確に知っていただき、歯科医院で自分にあったプラークコントロールを教えてもらって、専門的なクリーニングを定期的に受けていただくことが大切です。
定期検診に通いましょう
正しいブラッシングを心がけることが第一ですが、家でのブラッシングだけでは歯垢や汚れはすべて落としきれていません。ですから、定期的な検診と、PMTC(歯科医師や歯科衛生士による歯の表面についた汚れを機械的に除去するプロの清掃)が歯周病予防を継続していく秘訣になります。
ピンク色の引き締まった歯肉と、白い歯を維持するために、リコール(患者さんへの受診のお知らせ)でお口の健康の管理をオススメしています。
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